地元案内人とゆく
ほんまもんの大阪ツアー
2009年に春にスタートした「OSAKA旅めがね」は、大阪の名所や穴場を、個性豊かなエリアクルー(地元案内人)が案内する新感覚の大阪体験ツアーです。
従来の「こてこて大阪」というステレオタイプのイメージを打破し、大阪のほんまもんの魅力を、自分たちもまちに学び楽しみながら、世界中の人たちと共有し、大阪のファンを増やしたいというねらいから始まりました。
当初、大阪の各地域で活動していた20人ほどの市民が集まり、1年ほどの準備を重ね、水都大阪2009のクルーズ&ウォークプログラムとしてデビューしました。
ユニークな地域密着の個人のツアーでは活動が広がらないこと、一方で旅行会社では有名観光地のコテコテツアーしか商品化されないこと、双方の課題を解決するため、自分たちでツアーを企画する・案内する・販売するをセットで行うこととし、水都大阪2009終了後も民間事業として数年間継続実施しました。現在は、インプリージョンに事業譲渡しています。
商品企画を通じて地域に何度も足を運び、地域の人と一緒に商品企画を考えることで、新たなつながりが生まれます。またツアーを催行することで、地域の方と旅人が出会い、化学反応がはじまります。継続的に実施することでわがまちについての興味が生まれ、ホスピタリティも高まってきます。その中から、将来的に地域を語る人が増え、新しいコミュニティの担い手や新しい産業が産まれてほしい。旅人にはリピーター、地域のファンになっていただき、関係を継続してほしい。このような郷土愛育み&観光集客の循環をつくるため、継続可能なビジネスモデルの構築に現在も取り組んでいます。