大阪の食のポテンシャルを
都市の魅力向上と産業振興に結び付ける
関西の企業を中心として構成される「CITÉさろん」では、大阪の食のポテンシャルとそれを都市として活かしきれていない現状に着目し、2017年に「大阪食文化研究会」を設立しました。
研究会では、食を切り口に様々なテーマを設定した研究会を開催するとともに、「大阪食動向調査」を行いました。調査では、「東京への対抗意識から脱却し地方であることを自覚した取組を実施すべき」「このままでは食の分野で他都市に大阪が抜かれる可能性が高い」など、現場のリアルな意見を得ることができました。
これらの結果を活かし、2019年3月に「楽食都市・大阪構想〜EAT TOGHETHER OSAKA〜」をまとめました。大阪の食のポテンシャルを都市の魅力向上と産業振興に結びつけ、大阪の街に「美味しい」と「楽しい」がある食の風景をつくることを目指しています。
更に、2021年3月には、「楽食都市・大阪 グリーンリカバリービジョン2030」として、コロナ禍において大きなダメージを受けた食産業を、持続可能な産業として再構築するアクションプランをまとめました。アクションプランでは、大阪だけでなく、生産地・消費地のネットワークとして関西圏域で考えることを重要視しています。
また、2020年、大阪商工会議所と大阪観光局によって、食創造都大阪推進機構が立ち上がり、オール大阪の体制で大阪の食を世界に発信する体制が整いました。CITÉさろんは、大阪全体の動きと連動しながら、楽食都市・大阪の実現を目指していきます。