地域産業との連携による、
まちのホスピタリティとしての公共空間活用
1600社を超える企業を有する工業地域と巨椋池の干拓地を切り拓いてつくられた農地が拡がる久御山町。近畿圏の各都市へのアクセスも良好で、工業専用地域によって操業環境が守られた工業エリアと若手従事者も多い農業エリアが両立する稀有な環境のまちとなっています。 一方で、昼間人口が夜間人口の2倍近くになっており、定住人口は減り続けている状況にあります。また、良好な事業環境の裏返しとして、昼食の選択肢やレクリエーションの場といった就業環境や、充実した公園や活動の場といった居住環境のホスピタリティが十分でなく、今後の産業活動の維持という観点においても課題となっています。
これらを、既存の公共施設の活用から解決していくために平成30年に久御山町では「久御山“まちのにわ”構想」を策定しました。 ハートビートプランでは、この構想に基づき、工業・農業といった地域の産業と連動して、働く場・暮らす場として選ばれる久御山町を目指し、公共施設の活用に向けた地域主体の構築、社会実験の実施、運営スキームの構築などを行っています。