ハートビートプランが一部出資し、有賀が代表を務めるハートビートブリューイングが、今後の山口県長門市でのクラフトビールの醸造、醸造所のオープンに先立ち、事前にクラフトビールの美味しさを体感していただため、OEM 生産のクラフトビール(発泡酒)「365+1(サンロクロク)限定醸造ペールエール」の先行販売を開始しました。
1.ハートビートブリューイングと「365+1(サンロクロク)ビール」
ハートビートブリューイングは、山口県長門湯本温泉街にて、クラフトビールの醸造と販売・飲食事業等を行うため、2020年11月に設立されました。
「365+1(サンロクロク)ビール」は、そのハートビートブリューイングが手掛ける、クラフトビール醸造所のブランドです。 365+1(サンロクロク)という名称は、長門に住む人たちの毎日(365日)、旅で長門を訪れ
付けられました。今後製造免許を取得次第(2021年6月予定)、温泉街での醸造がスタートします。
築60年の元薬局の建物をリノベーションし、出来立てのクラフトビールが楽しめるタップルームを備えた施設として、この夏オープン予定。
■「365+1(サンロクロク)」限定醸造ペールエール
今回、「356+1(サンロクロク)ビール」が目指すクラフトビールの美味しさを事前に体験してもらおうと、日本有数のブリュワリー、伊勢角屋麦酒(有限会社二軒茶屋餅角屋本店)に、OEMにてクラフトビール(発泡酒)を特別製造していただきました。ペールエールをベースに、ホップの豊かな香りが楽しめるものとなっています。
2.長門湯本温泉との立場を変えたつながり
ハートビートプランは、人・もの・ことがまじわる都市において、そこに生きる人たちと併走しながら、わたしの「やりたい」がだれかの「楽しい」になるまちを実現していく、都市デザイン事務所です。全国各地で、公共空間のリノベーション、エリアマネジメント、計画策定・調査など、まちに関わる様々な領域において、目指すシーンを共有するところから、事業化・その後の継続的運営まで、一気通貫に関わってきました。
長門湯本温泉は山口県の日本海側に位置し、山口県では最も古い歴史を持つ温泉街です。最盛期には年間39万人もの観光客が訪れていましたが、近年、旅行スタイルの変化などにより観光客が減少、最盛期の半数以下となり、150年の歴史を有する老舗ホテルの廃業を機に、その危機感から長門市が2016年8月に「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、魅力ある景観づくりのための再整備が進められています。またそれを受けて、実務提案チームとしてデザイン会議が構成され、住民や事業者と共に民主導の公民連携で事業が推進されています。この取り組みは温泉街の新たな価値を創造するプロジェクトとして高く評価され、2020年度のグッドデザイン賞も受賞しました。
ハートビートプランは、2016年より4年超に渡って、全体方針を立案する長門市・専門家・地元事業者からなる「デザイン会議」の司令塔として、プロジェクト全体のコーディネート及び推進の役割を担ってきました。また、計画の目標の一つである、「働きたい温泉街」を実現するため、我々自身も一事業者としてシェアハウス「みかん荘」を2020年オープンしました。
そしてこのたび、コンサルタントから一事業者としての立場で更に深く継続的にまちに関わり、また事業領域を広げていくための取り組みとして、この地でのクラフトビールの醸造を行うハートビートブリューイングに出資しています。
3.社員の「やりたい」を支援するチャレンジ
ハートビートブリューイングの代表である有賀敬直、パートナーの彩香さんは無類のビール好き。また、有賀はハートビートプランの社員として、長門湯本温泉の再生にコンサルタントとして4年間関わってきました。その中で長門湯本温泉街でのクラフトビール醸造を決意した有賀の思いを支援するため、ハートビートプランはハートビートブリューイングに一部出資しています。
2020年8月に有賀は家族で大阪市から長門市に移住し、法人の設立、醸造所のリノベーション、ビールの醸造などに取り組んでいます。
これは社員の「やりたい」を応援し、ビジョンである『好きだと思えるまちがあるーわたしの「やりたい」がだれかの「楽しい」になるまちへー』をハートビートプラン自らが実践していくための新たなチャレンジです。
【ハートビートブリューイング株式会社 会社概要】
名称 : ハートビートブリューイング株式会社
代表者: 代表取締役 有賀 敬直
所在地: 山口県長門市深川湯本1247-2
創立 : 令和2年11月30日
資本金: 900万円
★Instagram:@sanrokuroku_beer