CITÉさろん(「大阪食文化研究会」運営支援)

期 間: H.29 ~ 継続中

□所在地:
大阪府大阪市

□期間:
2017年~継続中

□テーマ:
その他

□エリア特性:
その他

□内容:
「大阪の食文化」を都市づくり、地域づくりに生かしていくことを目的とした研究会の運営支援

世界では都市戦略として「食」が位置付けられている
 世界では、産業振興を目的に国家戦略として「食」に国が増加しています。農業、漁業、流通、観光などの幅広い産業の振興を目的とし、交通・ジャーナリズムとも連携しながらその取組を展開しています。
 また、料理に対する評価軸も、コンテンツからコンテクスト(食の背景・その土地ならではの独自性)に変化してきています。「美味しい」だけではなく、「多様性」「持続可能性」とう視点も重要視され、料理人が社会のオピニオンリーダーの役割を担うようになってきています。

歴史的な背景などのポテンシャルを活かしきれていない大阪の食
 江戸時代に物流・商業の中心として栄えた大阪は「天下の台所」と呼ばれ、日本全国から質の高い食材が集まっていました。商談の場では、これらの食材と大阪近郊で採れる食材によりつくられた料理が重要な役割を果たし、商人の美食への探求とそれに応える料理人の技術の発展により「食い倒れの街・大阪」と呼ばれるまで、大阪の食文化が発展しました。
 しかし、現在の大阪は粉モノや串カツなど偏ったコンテンツで発信されることが多く、大阪の食文化の背景、多様性を伝えきれていません。また、大阪全体の課題として、都市戦略として食を位置付ける長期行政ビジョンがなく、食に関する取組が一過性の取組になってしまっていました。

現場の声から導き出した「楽食都市・大阪構想」
 関西の企業を中心として構成される「CITEさろん」では、大阪の食のポテンシャルとそれを都市として活かしきれていない現状に着目し、2017年に「大阪食文化研究会」を設立しました。研究会では、食を切り口に様々なテーマを設定した研究会を開催するとともに、「大阪食動向調査」として「大阪の魅力発掘調査(調査先:①編集者・企業6社、②食のイノベータ(料理人等)9名)」と「エリア調査(調査先:13エリアの61店舗))」の2つ調査を行いました。調査では、「東京への対抗意識から脱却し地方であることを自覚した取組を実施すべき」「このままでは食の分野で他都市に大阪が抜かれてしまう可能性が高い」など、現場のリアルな意見を得ることができました。

食と街の魅力の連動を重要視した「楽食都市・大阪構想」
 研究会や調査結果を活かし、2019年3月に「楽食都市・大阪構想〜EAT TOGHETHER OSAKA〜」をまとめました。大阪の食のポテンシャルを都市の魅力向上と産業振興に結びつけることを目的に、大阪の街に「美味しい」と「楽しい」がある食の風景をつくることを目指しています。
 楽食都市・大阪構想では、特に、食の魅力と街の魅力が連動することを重要視しています。現在、CITÉさろん会員企業である鉄道会社と協力し、その実現に向けて、食まちエリア戦略、食まち回遊イベント、共同プロモーション等の初動取組の検討を行っています。

オール大阪の体制で、大阪の食を世界にPRする
 2020年、大阪商工会議所と大阪観光局によって、食創造都大阪推進機構が立ち上がりました。この組織の立ち上げにより、オール大阪の体制で大阪の食を世界に発信する体制が整いました。CITÉさろんは、大阪全体の動きと連動しながら、楽食都市・大阪の実現を目指していきます。

●2017年
・研究会の企画運営支援

 

●2018年
・食を切り口とした大阪の魅力向上のための構想「楽食都市大阪構想」の提案
・大阪食動向調査の実施(飲食関係事業者へのヒアリング)
・研究会の企画運営支援

  

●2019年
・市場を核とした食まちエリア戦略の検討
・船場をフィールドとした食まち回遊イベントの企画