モノサシ

【リレーコラム/ハートビートプランの”ものさし”】vo.005_木村隼斗『みんなで2週間後の姿を創る』

2020年6月3日


私自身はこの間、エリアマネジメントを担っている山口県の温泉街にこもりっきりで、観光業の立場で時間を過ごしてきました。その中で、感じたこと考えたこと。

■不確かなことを認める力
本当に未知との遭遇で、みんなの行動がいつ、どう変わるか、いくら調べても結局何もわからない。でも刻々と時間は過ぎるし、何ができるのか・・・すごく不安にもなるし、逆に、何とかなるだろうとか、社会がひっくり返るような極端なことを言いたくもなる時間でした。
でも、まず不確実なことをしっかり認めること、そしてその中で確かなことを見つけ出して、自分たちのやることを決めていくことが大事。わからないからこそ、経験してきたことが生きてくる。私自身は、東日本大震災のときの経験と反省をもとにすることで、少し落ち着いて考えることができたような気がします。
またこの期間は、毎日毎日、感染者数が発表される不思議な期間。共通テーマで、働き方や学校など前提を取っ払って、「みんなで2週間後の姿を創る取組」を続けた経験だとしたら、偉業かもしれない。せっかくなので、何か社会課題について、前提を抜いて考え、実践する2週間を作る、とか出来たら、意外とよくなったりしないかなと妄想したりしています。

■ローカルの力
「これからは地方だ!」っていう、いろんなストーリに重ねて繰り返された話が、また強く叫ばれる。嬉しいことだけど、気を付けたいとも思います。今回の事象は、都市のリスクが一つ認識され、リモートワークの便利さは実感されたけど、地域の課題が何か一つでも解決された訳ではないから。
でも、今回大きな発見は、これだけ危機的な状況にあるにも関わらず、地域で事業をやることを担っている若手の旅館経営者は、明るく前を見ていること。たぶん、30年くらいの覚悟で事業継承や創業を決めているから、自然とそれが出来るし、それはローカルだからこそ存在する、すごい強みだと思います。大きな制度も小さな仕組みもファイナンスも、そういう存在を前提に考えることができれば、もう少し変わる可能性があるのでは、その力を信じて、これからも頑張ろうと思います~。

木村隼斗

とにかく明るく包容力がある地域のメンバー@長門湯本温泉「恩湯」

★★★
【ハートビートプランの”ものさし”とは?】
まちや都市、生活や自分自身をめぐって、各自が感じたこと・行ったこと・考えたことを記録し、ハートビートプランの”ものさし”を可視化していくためのリレーコラムです。

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